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2008年12月31日 (水)

小笠原旅行5 08/12/31

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 今日で母島ともお別れです。帰り際に民宿のご主人から意外な花を教えてもらいました。シマカコソウです。生息地が限定されている固有種で、父島ではほとんど見られないそうです。母島にはまだあるそうですが、個体数が少なく滅多にお目にかかれないそうです。この花はたまたま見つかった1つの種子から増やした植栽とのことですが、それでも貴重なことに変わりはありません。

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 母島出航直後の桟橋の様子です。走りながら別れを惜しんでいる人も見えます。

 この日の海は大荒れ、甲板には時折波が打ち寄せて、びしょびしょです。いつ気持ち悪くなるか、ビクビクしながら過ごしましたが、何とかエチケット袋の世話にならずにすみました。海が荒れていたせいか、海鳥が結構飛んでいましたが、双眼鏡で見るととたんに酔いそうになるので、全くと言っていいほど識別できませんでした。残念!、でも久しぶりにトビウオが飛ぶ姿を見ることができました。

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 やっとの思いで父島到着、港の奥に巨大フェリーが2隻見えます。後で調べたのですが、新日本海フェリーの「きそ」と「いしかり」で、それぞれ名古屋と東京からのクルージングだったようです。

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 父島を出るときの様子です。入港の時と同様、沢山の人が見送りに来ていました。船でしか来られないからこそ、出港時にこれだけ盛り上がるのだと思います。

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 ちょっと分かりにくいのですが、桟橋から飛び降りて別れを惜しんでいる人が何人もいました。飛び降りる瞬間は船から大歓声があがっていました。

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 入港時と同様、出航して湾内にいる間は、島の船が見送りにしばらく平行して走っていました。この人たちもこの後、何人もが海に飛び込んでいました。

 この日は外洋に出た瞬間に大荒れ、聟島列島沖でアホウドリ類に再チャレンジするつもりでいたのですが、揺れて危険ということで、デッキ自体が閉鎖されて、船室に戻るしかありませんでした。

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2008年12月30日 (火)

小笠原旅行4 08/12/30

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 今日はレンタカーを1日借りることにしました。母島では少し前まではレンタバイクしかなかったのですが、最近レンタカーも利用できるようになったのです。レンタバイク料金×2=レンタカー料金です。

 まず、向かったのは南崎遊歩道、都道最南端の標識からさらに南に向かいます。

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 シマシャリンバイです。小笠原固有種ではありませんが、咲いていた数少ない花の一つです。

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 島中いたるところにあるタコノキです。独特の姿ですが、実は沖縄でよく見られるアダンに似ています。

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 カタマイマイの一種です。名前の通り貝殻が堅いのが特徴ですが、類似種がたくさんあって、同定はできませんでした。

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 ムラサキオモトです。メキシコ原産のツユクサ科の植物です。遊歩道の一カ所に群生していました。

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 クサトベラです。これも固有種ではありませんが、初めて見ました。

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 シマザクラ(アカネ科)、小笠原固有種です。本来の花期は夏なので、狂い咲きに近かったのかもしれません。小富士の最後の登り口で咲いていました。

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 オガサワラトカゲです。島の至る所で姿を見ることができました。グリーンアノールとの競合が心配ですが、今のところは数は多いようです。

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 イモランの実です。思っていたのよりもずっと大きかったです。花期は6月頃とのことです。いつかその花を見てみたいものです。

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 今回見た花の中で最大のヒットのムニンヤツシロランです。高さは7~8cmで、全く目立ちません。イモランと同様、腐生ランの一種です。小笠原植物図譜では幻の植物8種にあげられていますが、比較的最近再発見されたそうで、いくつかのHPでも紹介されています。全部で3株見つけることができました。

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 てきとうにウロウロした後、島の北端の北港周辺に行ってみました。第二次大戦までは集落があったそうですが、戦時中の強制疎開で無人になってしまったそうです。

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 こんな寂しい場所でも、来ている人はいるんですね。ここからさらに大沢海岸の遊歩道を歩いていったのでしょうか。

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 島のあちこちにあったオカヤドカリ注意の標識です。実物を見たかったのですが、残念ながらお目にかかれませんでした。

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 沖港の近くへ戻ってきたらウミガメの子供を育てている場所がありました。ある程度大きくなって外敵に襲われる可能性が低くなってから離す予定だそうです。

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 ここでは野生のエイを見ることができて感激でした。画像には写っていませんが、死にかけたタコがいて、それを狙って狭い水路に入ってきたようです。地元の子供がそのタコを先に捕ってしまったら、エイはすぐに消えていきました。

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 この港周辺にはシギチドリも何種かいたのですが、多かったのはキョウジョシギ、警戒心も弱くすぐ近くでも平気で餌を採っていました。干潟ではなく、芝生の上で餌を採る光景って珍しい気がします。

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 最後にこれも人を恐れないイソヒヨドリです。先ほどのキョウジョシギ同様、ノートリミングです。

 丸一日島にいられるのは、昨日と今日の2日のみ、明日は帰路につかなければなりません。冬型の気圧配置が強まるとのことで、船の揺れがとても心配です。

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2008年12月29日 (月)

小笠原旅行3 08/12/29

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 今日からようやく観察モードに入れました。今日の目的地は父島、母島列島の最高峰の乳房山(463m)です。メグロは見られるかどうか半々だと思っていたのですが、この山のあちこちで見ることができました。

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 すぐ近くまで近寄ってくるのですが、動きが速い上に薄暗い場所にいることが多いので、写真は困難の一言です。実は今回の写真は全て60mmマクロで撮影したのをトリミングしたもの……、300mmで撮ることはできませんでした。メジロより一回り大きいのですが、メジロは人家周辺、メグロは山の方と微妙に棲み分けているようでした。ちなみにメジロは元々は分布してなくて、人為的に離されたのが増えたそうです。

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 山に登る前にアフリカマイマイの写真を撮っていたら地元の人に声をかけられて、シマバナナをもらってしまいました。どこの島に行っても感じるのですが、島の人って気さくな人が多くて楽しいです。アフリカマイマイは島では憎悪の対象で、その写真を撮っていたのが何とも不思議に見えたようですって、当たり前かなぁ(^^;)。

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 ムニンアオガンピです。何カ所かで見かけましたが、れっきとしたレッドデータです。

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 ワダンノキです。かろうじて花が残っていました。キク科では珍しい木本で、母島付近でしか見られないそうです。

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 ムニンシュスランです。今回見つけられたらラッキーと思っていたのですが、山の至る所にありました。想像以上に多かったです。薄暗いところが多いので、写真は撮りずらかったです。

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 テリハハマボウです。山に咲くハイビスカスの仲間で1年中どこかしらかで咲いているそうです。

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 母島の固有種、ハハジマノボタンの実です。父島のムニンノボタンは危機的状況とのことですが、こちらはまだ山の中腹より上には結構ありました。開花時期に一度訪れてみたいものです。

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 乳房山の頂上から北側の景色です。遠くに父島の姿を望むことができました。

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 下山途中に一休み、気がつくと爬虫類の影が……

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 グリーンアノールです。もともと分布していた種類ではなく、島の生態系に影響を及ぼすことが危惧されています。現にオガサワラシジミはグリーンアノールの食害のために、今はほとんど見られなくなってしまったそうです。

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 山から下りた後、海岸沿いで気づいたハスノハギリです。変わった実が特徴です。

この他に見た種類もありますが、次の日とダブルものも多いので、後でまとめて紹介することにします。

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2008年12月28日 (日)

小笠原旅行2 08/12/28

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 夜の間はかなり揺れて、結局夕食を食べずに寝てしまいました(^^;)。ところが、朝起きると揺れはかなりおさまっていて甲板に出る余裕もできました。最初に見えてきたのが、小笠原諸島の一番北にある聟島列島、コアホウドリとクロアシアホウドリが繁殖しているのですが、姿ははっきりとは確認できませんでした。

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 10時過ぎにようやく父島列島に近づいてきました。昨日船に乗ってから24時間以上、やっぱり長いです。ときおりミズナギドリ類が飛んでいきますが、数は少ないです。

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 港へ近づくと、地元の船が歓迎のために出迎えてくれました。1週間に一度の来航は島の一大行事だそうです。

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 おがさわら丸の全景です。大きい船ですが、帰りに見た新日本海フェリーの船に比べると、総トン数では三分の一です。

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 そのおがさわら丸の十分の一以下のははじま丸です。この小さな船に乗って母島に向かいます。所要時間は2時間10分です。

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 母島が見えてきました。海は比較的穏やかで、船酔いの心配はありませんでした。一度イルカらしきものが船の近くで跳ねましたが、確認はできませんでした。

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 ようやく今回の最終目的地の母島に到着しました。竹芝を出てから約30時間、流石に遠いです。母島は父島に比べても寂しく、土産物屋もほとんどありません。お店は3つしかありません。

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2008年12月27日 (土)

小笠原旅行1 08/12/27

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 長年の夢だった小笠原へ行ってきました。いつもの年だと年末の船の日程がなかなか合わなかったのですが、今年は都合がついたのです。

 1日目は竹芝発10:00のおがさわら丸に乗船、父島まで25時間30分の船旅です。この写真は出港直後の竹芝桟橋です。

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 ほどなくレインボーブリッジをくぐります。このあと羽田沖へ向かいます。

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 横浜沖まで来ました。この日は天気がよく富士山がとてもきれいでした。遠いですが、ランドマークタワーと横浜ベイブリッジの姿も見えます。

 このあたりから東京湾を出るまではよかったのですが、外洋に出ると海はかなり荒れていて船の中は何かに捉まらないと歩くのもままならない状態に……。先が思いやられると感じつつ、夕方頃からはずっと船室で横になっていました。

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2008年12月21日 (日)

藤岡市庚申山

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 冬になると毎年定期的に行っている庚申山に行ってきました。今年はどこもアトリが結構いるようで、ここでも10数羽が飛び回っていました。飛んでいるときに「キョッキョ」と鳴くことが多いので、鳴き声で存在に気づくことが多々あります。

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 今年もミヤマホオジロが結構来ています。誰かが岩の上に蒔いた?餌を食べていました。

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 間近の枝にとまったエナガです。とにかく動きが速いのですが、何とか写真を撮ることができました。この他にもウグイスやルリビタキ♂がいたのですが、動きが速くて写真は撮り損ないました。

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2008年12月13日 (土)

朝日池

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 昨年も訪れた新潟県の朝日池に今年も行ってきました。ハクガンは11月下旬に24羽来たそうですが、早々に八郎潟へ行ってしまったそうで、見ることはできませんでした。昨年振られたサカツラガンが今年は2羽来ているとのことでしたが、お目にかかれませんでした。シジュウカラガンは1羽確認できました。

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 オジロワシは2羽来ていました。ガンを狙っていたわけではないと思いますが、オジロワシが飛ぶと池中のガンやカモが飛び立ち、すごい騒ぎでした。

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 間近で見られたハジロカイツブリです。時折近くを通過していきました。

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2008年12月 6日 (土)

シジュウカラガン

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 地元でシジュウカラガンとマガンを見てきました。最初現地に着いたときはカメラマンが餌場の近くにいたせいか池の中央に出ていましたが、カメラマンが立ち去ると近くに来てオオバンやカモと一緒に餌を採り始めました。白い首輪があるので、亜種シジュウカラガンでいいと思います。マガンとずっと行動を共にしていました。

Shijuukaragan30189 Haiirochuuhi10350

 ハイイロチュウヒは♂が4羽飛び回っていました。これだけの数を同時に見たのは初めてです。この日はサービス満点でした。

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